2012年10月24日水曜日

つれづれなるままに

   久々に投稿します。本日は少し真面目な話題をお話したいと思います。  私は、大学入学後アルバイトとして、とある準大手予備校のアルバイト講師を続けています。業界柄というか業種柄、無償で労働(サービス残業)が多く皆様が持たれている「高給取り」「華やか」なイメージのバイトではありません。むしろ所謂3Kに入ると言われているのもよくわかります。  ところで、アルバイト講師だと適当に予習して適当に教えていると思われがちですが、少なくとも我が校舎では違います。あくまで生徒にとってはバイトであろうと正社員であろうと塾の先生は塾の先生なんです。そういった意識があると、予習や復習は当然のこと、入試を予め解いておくことで質問対応に時間を掛けないということを意識しなければなりません。そうした意識こそがプロとしての第一歩だと思います。もちろん「甘い」「そんなんでプロだと思ってんな!」という批判もあるでしょう。  現在私は国公立、私立中学入学を意識したクラスで理科を教えています。ぶっちゃけこのクラスでやるべきことは必要事項を暗記させることだけです。そしてテストで点数さえ取ればそれでいいんです。しかし、教育としてこれは正しいのでしょうか?小学生でまだまだ遊びたいうちから塾の教室に座らせられ、ガリガリと問題を解く。受験生ならまだしも小学4年にこれは酷だと思っています。故に私の授業では「何故こうなるの?」「どうしてこうなるの?」と考えさせること、「誰がこの事について発見したか」「どういう過程で発見したか」を語ってあげること。この2点を重視しています。はっきり言って成績なんてどうでもいい。この子たちには考えられる「大人の人間」になって欲しいんです。金八先生のセリフで「教育は5年、10年してその結果がでる」という言葉がありますがまさしくそのとおりだと思います。5年後10年後に彼らがどんな高校生になっているか楽しみにしながら僕は日々の授業をよりよいものになるように精進して参ります。